12月31日 大晦大祓

「大晦大祓」

 大晦大祓は一年の総括としてのお祓いとなり、古代から毎年六月の晦日に執り行われる「夏越の大祓」とともに、十二月の大晦日に半年の罪や穢れを祓い清める祭儀として執り行われてきたものです。

 「大祓詞」は平安時代に編纂された「延喜式」に記載されており現在に至りますが、今でも宮中をはじめとし、全国の各神社で執り行われています。かつては京都の朱雀門と呼ばれる大内裏正門の前で、親王・諸王以下百官の男女、またその周辺の里人などが集まり、中臣氏によって「大祓詞」が読まれ、卜部氏によって罪・穢れが祓われておりました。

 古くは「中臣祓詞(なかとみのはらえことば)」ともいわれる大祓詞ですが、千二百年以上の歴史をもつとても古い祝詞です。長文の祝詞も数多く見受けられる前述の延喜式の中では、大祓詞が一番長く、現在神社等で奏上されている大祓詞は、最も長い祝詞の一つでもあります。

 大祓の「大」は本来「公」の意味を成しており、個を対象にしたお祓いに留まらず、社会全体、世の中全てに対する祓いであり、この罪穢れ災厄を祓い清めるためのお祓いといえます。通常は六月(晦)、十二月(大晦)、の末日に行われていますが、社会に疫病が流行したり地震や天災などの異変があったとき、また天皇崩御の際や大嘗祭など、国の重要な儀式に伴っても大祓は執り行なわれてきました。

 白川学館では、一日のはじめを元旦、一日の終わりを大晦日と捉え、今では毎朝、毎夕に大祓を奏上し、公の平安清明を祈らせていただいております。

動画

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