斉藤祝殿宮司の〈はふりめく〉朗読
令和6年7月号
- 2024/7/6
- はふりきく
◆令和6年7月号
7月のはふりきく。第17話目は「転ばぬ先の杖」
「転ばぬ先の杖」というか・・・、だんだん歳をとってきますと、転ばないように、あらかじめ杖を持って歩くわけです。スフィンクスの謎掛けで、朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足の動物はなんだ? という問題があるのですけれども・・・、答えは人間という話があります。
要するに、転ばぬ先の杖ということは未来の形なのです。本当だったら起こることを、起こらないようにするという、未然法のハタラキが杖にはあります。